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車もネット販売で安く購入

アメリカの自動車でテスラは、日本では4つしか店舗を持っていない。購入者はネットで購入する。タイプ3は429万円(節約後の価格は337万円)からあり、航続距離448㎞、加速性能も抜群で世界中で人気がある。どのメーカーもこの値段でこの性能の電気自動車は出せない。

 

自動車メーカーは、製造はするが販売は販社に任せているのでその分の利益を上乗せしなければならない。製造原価100万円の車はメーカーが3割の利益をのせれば142.8万円、販社がこれに3割の利益をのせれば204万円になる。テスラは新興メーカーなので販社がないことが強みになってメーカー直販で安く販売している。

 

日本車は性能がよく壊れないので世界中で人気だが、値段で勝負し、電気自動車の時代になるとテスラのような価格と性能で日本車を上回るメーカーにシェアを奪われる。日本の最大の強みである自動車産業も足元が危ない状態。トヨタが株価の時価総額でテスラに負けているのも未来を予見してのこと。

 

ビジネスの世界では「今日の勝ち組は明日の負け組」という言葉がある。2019年までの成功体験が通用しなくなった今、学生の就職活動の一番人気がIT企業なのも時代の動きを察知してのこと。社会人の自分たちがその動向に鈍感で従来のビジネスモデルにしがみついていると振り落とされる。

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