銀行の通帳がなくなる
昭和の頃、銀行に行って窓口で印鑑や運転免許書か健康保険証を持って行って銀行預金通帳を作り、次からは窓口で通帳と印鑑を持って行って、入金、出金、振り込みなどを行っていた。朝10時から夕方3時まで平日のみの営業だったので、仕事の合間に銀行の支店に行かなければならなかった。
銀行にATMが設置されたときは、画面を触れるだけで操作ができることが理解できず、銀行員がひとりひとり丁寧に説明してもらった。ATMで振り込みをする方がいて、何度も振り込みをするので長時間待たされることもあった。そのうち、ATMが銀行の支店だけでなくスーパーやコンビニにも置かれるようになった。
それでも、ATMで口座の管理をする人が増えてくると、ATMの前には長蛇の列ができた。パソコンが普及して、パソコンで口座の管理ができるようになり、入金と出金だけは近くのATMで行い、振り込みは自宅のパソコンで24時間、休みもなく操作できるようになった。今では、スマートフォンのアプリで口座の管理ができるようになっている。
僕は、銀行の通帳を持っていないが、スマートフォンのアプリで口座の管理をしている。24時間いつでも操作できるのはパソコンと同じだが、持ち歩いているので自宅に帰ってから操作するのではなく、どこでも操作ができる。急な振り込みや口座にある残高の確認などするときは便利。
パソコンやスマートフォンで口座の管理をすれば、銀行員が窓口で管理する手間がいらないので人件費の削減につながっているので手数料も安くなっている。銀行通帳も印紙が要らないし、紙だと管理するのが大変だが、データにすれば管理が楽になる。儲からなくなった銀行では通帳を失くす動きが早まっていて、代わりにスマートフォンのアプリを勧めている。