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子供を縛る親心

DSC08360子供には幸せな人生を歩んでもらいたいと願うのが普通の親だが、その願いが強くて子供に自分の考えを押し付けるようになると、子供には逆効果で反抗的な態度をとるようになるか、従順だが自分一人では決められない優柔不断な状態になるかのどちらかにふれる。私がついていないとダメなのよ!と親が感じるようでは子供には厄介な存在。

 

親が威圧的に子供の心をコントロールするようになり、子供が委縮してしまえば従順になるが大胆なことはできない。反抗的になり親から離れて自立しようとすれば、親には反抗的になるが大胆なこともできるようになる。どちらを選択するかはそれぞれに違ってくるだろうが、どのご家庭もいつかは直面する問題ではなかろうか。

 

子供が自立した人生を歩まなければ、親はいつまでも面倒をみなければならない。年老いても子供が自分の生き方を決められずに親に甘えているだけではお互いに不安になる。どこかで親は子供と距離を置いて付き合う必要がある。そのタイミングは、子供が反抗的になったときだろう。

 

親から巣立って独り立ちしたいという自立の気持ちを持っているときが最高のタイミングで、親から離れて子供は社会に出ていろいろな困難やトラブルに見舞われるだろうが、それこそが子供の成長の糧になる。「可愛い子には旅をさせろ」とは、親がちょっかいを出さない方が立派になるということだろう。

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