このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

物の価値の考え方

 

僕たちは安いモノは買って嬉しいが、そのモノを何回使うのか?何年使うのか?という視点では考えない。2万円のパンツと4000円のパンツなら、4000円のパンツが安いと言う。これは購入時の価格比較での価値で判断しているということ。

 

2万円のパンツを100回使用すると、1回あたり200円の使用料で済む。4000円のパンツを15回しか使用しなかったなら1回あたり266円になり、1回あたりの使用料で比較すると2万円のパンツの方が安いということになる。

 

4000万円の住宅と5000万円の住宅なら、販売価格だけをみれば前者の方が安い。ところが20年後、4000万円の住宅は500万円でしか売れないとすれば、3500万円資産が減るので1年間で175万円資産の減少になる。

 

5000万円の住宅が20年後2000万円で販売できたとすれば、1年で150万円の資産の減少となり、当初の値段が高くなっても、1年あたりの資産の減少額で比較すると5000万円の住宅の方が安いということになる。

 

食べものでは、安い外食と食材を買ってきて自分で調理すれば高くつく。1食500円で外食が可能だが、手料理だと1食600円以上する。1日3食で300円の差がつくので1か月で9000円ほど。しかし、病気になって治療費を支払えば外食の方が高くなる。

 

つまり、物の価値は、販売価格で比較、1回あたりの使用料で比較、1年間での資産の減少額で比較など、いろいろな視点が必要だということ。安物買いの銭失いということにならないようにしっかり考えて物を購入した方が良い。

 

« »