リースバックで大損する高齢者
リースバックとは、自宅を売却して売却益で家賃(リース料)を支払えば、いつまでもご自宅に住むことができるという仕組み。現金が必要なら、近くの不動産屋数件に依頼して売却する方が多くの現金を手にすることができます。
リースバックの場合、売主が住み続けるのでかなり安い価格での売却になり損をすることを覚悟しなければなりません。また、賃貸契約なので契約が切れれば退去してくださいと言われるリスクもあります。いつまでもというのは営業の常とう手段です。
一人暮らしのご老人を狙ってこうしたリースバック契約をし、相場の半額程度で売ってしまう事例もあるので要注意です。思いで深い自宅だけど、生活費が苦しくてと思うなら、自宅は売り払ってワンルームの賃貸などに引っ越すと現金が手元に残ります。
老人を狙う犯罪は多くなり、世間に疎くなった老人が言われるままに契約することが多いので押し売りや契約は家族に相談してから決めてください。決して、ひとりで判断しないでください。その場の決断は一生後悔することになります。
駅近のマンションなどで暮らしていれば、毎日のように売却してくださいチラシが入ってきます。現金が必要なら、そうしたチラシだけでなく、いろいろな不動産屋に相談してみるべきです。世間の相場を理解して売値を決めましょう。
高齢者になれば投資はせずに、お金があれば貯金して資金は動かさないで生活費に充てること。贅沢な暮らしをしていないのだから、投資話にはのらないこと。一人暮らしの老人を狙った投資話は詐欺まがいだと思うことです。