モールからテナントが抜けていく
どの町に行ってもショッピングセンターやモールからテナントが抜けている。大都会ですらテナントが抜けて白い壁になっていたり、ガチャガチャが置かれていたり、空きテナントが埋まらない現象が長く続いている。商店街もシャッター街になって久しい。
有名チェーン店、大手家電量販店なども抜けて100円ショップになっていたり、飲食店も抜けてしまって人も歩けないように閉鎖している階もあったり。少子高齢化で消費が落ち込んでいることもある。ネット販売が伸びて実店舗の売上が減少していることもある。
昔のようにお買い物に行くことが楽しみではなくなっている。洋服はユニクロやGUで充分だし、生活用品はニトリやホームセンターに行く。それだけで充分事足りてしまう。映画はネットで観るし、飲食はチェーン店より、近くの口コミ評価が高い家族経営のお店に行く。
昔は、大規模店に行って食事とお買い物をし、映画を観るのが楽しみだったが、今ではネットで検索した方がたくさんの商品を観ることができる。昔は、見た目に違う高級ブランド品を所有するのが楽しみだったが、同じようなデザイン物がネットで安く売られるようになった。
小売店も出店して経費が高額になるより、ネット販売で経費を抑えるようになった。飲食店も有名チェーン店に加盟しても儲からなくなった。フードコートは高齢者の談笑の場になりファミリーは少なくなった。廃墟のようになったショッピングセンターやモールもある。
時代の変化は著しく、個人店からスーパーや市場になり、ショッピングセンターになってモールになっていく。そのモールも廃れてネットに変わっている。デジタル化の波は、生活をより便利にしているが、街の風情はなくなっていく。
パソコンやスマートフォンなどのデジタルツールが使えない人は益々不便な生活を送らなければならなくなっている。支店やお店がなくなり窓口がなくなり、電話で直接人と話せることもなくなった。高齢者だからと躊躇できる時代ではなくなっている。