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年収の壁を意識して働く主婦

主婦のパートの6割が、年収の壁(103万円以内)を意識して働く時間を抑えている。100万円を超えると、住民税がかかり、103万円を超えると所得税がかかる。106万円を超えると条件次第で社会保険料がかかり、130万円を超えると社会保険料は全員にかかる。

年収130万円のとき、いちばん手取りが減少し、働き損を感じる。さらに、150万円を超えると、配偶者特別控除が減少してしまう。そこで、主婦の人は103万円の年収以内で働くようになる。いつまでも結婚生活が続き、旦那と幸せな生活を過ごす人には良い話。

しかし、主婦の生活は離婚すれば一変する。旦那の年金を当てにしていた老後の暮らしはなくなり、自分の年金だけで暮らすようになる。基礎年金だけで老後を過ごせるほど甘くない。厚生年金をもらっても加入年月次第では厳しい生活が待っている。

働く主婦の7割以上が年収130万円未満で働いているが、離婚すれば年金だけみれば地獄が待っている。旦那に頼る時代はすでに終わっている。女性は一身独立して自分の稼ぎで生活ができるぐらいに働き、厚生年金などしっかり納めておくことだ。

目先の手取り収入を気にして老後の生活を見ないでいるより、今は手取りが減少しても老後のために自分も社会保険料をしっかり支払っておく方が良い。年金は長期に収めている方が貰える額も増える。若い頃から納めていれば相応に良い額になる。

結婚している人に、離婚するリスクも考慮しているといえば、反感を感じる人もいるだろうが、健康な時に病気にならないように気を付けるのと同じこと。手取りがなくなるのではなく、将来もらえる厚生年金のために収めていると思う方が良いと思う。

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