テレビ番組は面白くなくなってしまった
テレビ局はコマーシャルで稼いでいる。CMを出している企業が止めると言えば収入は激減する。どうしても企業にとって都合の良いことしか言えなくなる。テレビ局は許認可で守られている。それゆえに多くのテレビ局を自由に作れない。
政治家の都合の悪いこと、政権に都合の悪いことはニュースにできない。そんなことをすれば、テレビ局の認可を取り消されるかもしれない。政治腐敗などへの鋭い突っ込みはご法度になっている。それゆえに週刊誌などでスクープされたことしか流せない。
テレビ局は極端にクレームがないように番組を構成する。そのため、あたりさわりのない話が多くなる。企業や政治家の不正、下請けや孫請け企業の契約書の実態、大企業と行政の癒着、公団とファミリー企業の癒着などは報道されない。
ところが、ユーチューブなどはそうしたしばりがなく、自由に発言できる。ドラマなどもネットフィリックスなどでは社会ネタをドラマにできる。内部告発などもテレビニュースに流れなくてもユーチューブに流すことができる。
もちろん、ユーチューブなどのネットは、玉石混交の情報が飛び交っているが、そこに面白さもある。テレビを観る人が少なくなり、ネットを観る人が増えているのは、歯に衣着せぬ態度が高評価を受けているということだろう。
個人が自己の意見を発表する場にもなっており、なかなか辛辣な意見もある。分析力に優れた意見もある。内部告発の意見もあり、鵜呑みにしないが面白い。テレビでは政治家や企業に放送内容が左右され、忖度しているだろうがネットにはない。