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田舎の常識は若者に通用しない

 

若者が都会に集中して、田舎は老人ばかりになっている。仕事がないこともあるが、田舎暮らしの押し付け価値観に我慢できないことも大きな要因。女性は30歳までに結婚して当たり前、男の子を産んで当たり前。親の面倒をみて当たり前…。

 

独身女性は田舎では何かとうわさされてしまう。母親からすっぱくこれをしなさいとか、やめたほうがよいとか言われる日々に嫌気がさしてもおかしくない。男性も、遊んでいるのは良くないと叱られ、後を継ぐか他の仕事をしろと言われてしまう。

 

やりたい仕事を見つけても、そんな仕事は男がやるモノじゃないと言われたり、好きな女性を養う甲斐性があるのかと説教されたりする。恋人の家族を調べて、あの家はダメだと言われる始末。田舎なのでうわさ話は瞬く間に広がってしまう。

 

田舎では冠婚葬祭や風習、慣習が生きている。地区の活動も活発だし、お付き合いも大切にしている。親の言いつけは絶対服従で、親の恩は何よりも尊いと思っている。親の介護は子が看るものだと信じているし、家業は長男が継ぐものだと思っている。

 

女性は家事ができてあたりまえ、男性は台所に立たないのがあたりまえ、女は育児、男は仕事、家長制度が生きているし何かと年長者の指示に従うことが当然という空気がある。それに嫌気がして都会暮らしでホッとしている若者も多くいる。

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