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誰も住まなくなった

 

僕が住んでいる街は和歌山県有田郡有田川町。路線価が発表され、全国の土地の値段が上昇傾向だが、和歌山県は平均値で下落傾向にある。山間部に住んでいた若者は都会に出て職についている。田舎に残った両親は年老いて介護が必要になると子供達を頼って都会に出ていく。

 

こうして過疎が進み、山間部では誰も住まない場所が出てくる。誰も住みたいと思わないので売ることもできず、更地にすれば固定資産税が数倍になるため、空き家のままで放置している。こうした土地は電気水道などインフラも老朽化しているが修繕予定はない。

 

こんな和歌山県だが、交通の便がよい土地は人気がある。駅近、スーパーに近い、病院が近くにあるなど複数の条件を満たした土地は高値で売れる。若者は和歌山を離れて大阪や東京など都会に出ていく。その傾向は今後、益々国を跨いで行われるようになるだろう。

 

親はスイスに住み、子供達はアメリカで仕事をしているなどが常識になる時代になりつつある。国民がその国にしがみつく時代が終わり、住みやすい土地(国)に移動していくようになる。政情不安、高額税、債務超過国など離れたいと思う国民が移動する時代になっている。

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