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贅沢するほど資産を失くす

 

どんなお金持ちでも収入以上に使っていればいつかは文無しになる。ところが、一度贅沢を覚えれば、その甘い蜜の味に魅了されて、次々と贅沢するようになる。現金が足りなければ借金してでも手に入れようとする。

 

最初は、高級レストランや高級ブランド品を無理して購入する。友達から褒められ自慢することを覚える。もっと高級ブランド品を買い、高級レストランに通えば、より気分が良くなる。

 

それに飽き足りなくなると、高級車に乗ってみたくなるが、現金ではなくローンを組んで購入する。高級車は高級ブランドに身を包んでいる自分にふさわしいと感じ、より気分が高揚する。

 

最後はタワーマンションの購入に踏み切る。1億円をゆうに超える物件だが何とかローンを組むことができ、友達や家族が喜び褒めてもらえる。この優越感に浸っている自分は成功者だと感じる。

 

しかし、実際は資産が増えると同時に借金も増えており、資産以上に借金の方が勝っていることに気が付かないでいる。気が付くのは返済に行き詰って物件を売却しなければいけなくなった時でしかない。

 

財産を処分しても多額の借金が残り狼狽するが、友達は「やっぱり、そうだよなぁ」と言うぐらい。贅沢しすぎたことを反省してもお金は戻ってこない。資産家が贅沢しないのはこうした事態を避けているから。

 

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