親の介護をするのは当たり前だろう!
僕は1953年生まれなので、すでに介護認定(65歳以上)を受けることもできる。健康寿命の上限(72歳)にはあと数年。介護が必要になると子供たちを頼るのではなく、介護施設に入ろうと思っている。子供たちに介護を要求するのは酷なことだと思うからだ。
しかし、子供たちが親の面倒を看るのが日本の常識で、過度に親だからこれをしなさい、あれをしてはいけないと言ってくる親もいる。そうした行為で子供の人生をかき混ぜたくないので、僕は子供には頼らないようにしようと思っている。
結婚すると、義理のご両親の介護を強要されてキャリアをフイにしている女性の方もいる。介護に疲れて踏切に飛び込んで自殺したご婦人も知っている。実の親なのに、ご主人が協力してくれなくて鬱になったご婦人もいる。
長男が実の母親の介護を放棄したので、次男の嫁である僕の母親は、父方の母親を介護していた。痴呆症になり排泄物を部屋にまき散らしたり、介護をしている母親に悪魔と罵ったりしても父は知らぬふりをしていた。最後までやりきったが、苦しかったと思う。
子供だからといって介護を強要されたとき、安易に受ける必要はないと思う。できないことはできないとはっきり言えばよい。それで家族関係が悪くなっても介護で追い詰められるよりはまし。おまえの嫁は悪魔だと罵られても自分の人生を大切にした方が良い。
ご主人との関係が悪くなってもできないことははっきり断るようにした方が良い。それで離婚に至っても、ひとりの人間として非難されても、人はそれぞれ自分の幸せを求めて生きる権利がある。自分の幸せを大切にして生きればよい。