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外食はやめられない

 

僕は自分で調理するのでほとんど外食しないが、外食が大好きな人の気持ちもわかる。自分で調理する面倒さがいらない。毎日、美味しいメニューをいただくことができる。外食店を探すだけで楽しくなってくる。そこにいる人たちとの出会いも楽しい。連れ添って食べ歩きするのが楽しみなど…。

 

素敵なレストランに行くと、僕は料理人の包丁さばきや調理を見ているのが好きだ。プロである彼らの働く姿は効率よく動きに無駄がない。綺麗で清潔を保っているキッチンで言葉少なに働いている。また、インテリアや食事を運んでくださる方の応対にも冷静さと気配りがあり感心する。

 

女性なら素敵なカフェ、男性なら安い居酒屋など、外食店は美味しいとうならせる料理を出すために努力する。ただし、それにかかるコストは負担していただかなければならない。安い料金なら安い食材で調理する必要がある。庶民は、超高級な食材を扱うお店にはめったに行けない。

 

僕の父は外食が大好きで、酔って家路についていた。飲食店で食事をしてからスナックに行ってお酒を飲みながら雑談したりカラオケをしたりが定番だったらしく、給与のほとんどを外食に使っていた。定年になってからはさすがに外食を控えるようになったが癌になってしまった。

 

そんな父を見ているのでお酒は飲みたいと思わず、外食もしたいとは思えず、幼いころから母を手伝って自分で調理するようになった。父方のおじさんが料理人だったこともあり、包丁の研ぎから教えてもらった。基本調味料だけで魔法のように料理が出来上がるのが楽しくて未だに手料理にこだわっている。

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