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金持ちと貧乏は紙一重

 

僕は20代の頃、多額借財の返済に追われて10年ほど苦しんだ。どんなに稼いでも返済に消えていき銀行からは矢のような催促の電話がかかってくる。返済繰り延べをお願いしてもけんもほろろに扱われてしまう。それ以来、借金はしないようにしている。

 

家族の幸せを願って不動産を購入しても、収入以上に借り入れをすれば返済につまずいて地獄の苦しみを味わう。会社でも実力以上に借り入れをして事業を広げれば倒産の危機に直面するし、国力以上に借金をすれば国家も破綻する。

 

お金を貸した銀行や国家は、返済不能だと言われれば貸付金は焦げ付き不良債権となる。取り立てできないお金は、銀行や国家の運営を不可能にし、銀行なら倒産、国家は破綻する。そのため、貸し付けには慎重になるはずだがどうも心もとない。

 

バブル崩壊の時も銀行の不動産に対する貸し付けに問題があった。反省したはずなのにまたしても不動産の貸し付けに銀行員が関与していた。ノルマを消化するために口座残高を偽装した。その銀行を金融庁が地方銀行の模範だと言ったとか?

 

借りる人も儲かるからと思い込み、銀行員も賃貸で儲かるだろうと思い込み、金融庁も返済している間、銀行はしっかり儲けていると思い込む。個人や会社の貸し付けが大量に焦げ付いてバブル崩壊、金融危機になったのに…

 

コロナ禍の中で個人や企業に、ほとんど無審査に近い状態で貸し付けた。2023年から、その返済が始まる。その時、返済できずに自己破産や倒産すれば貸し付けは焦げ付き不良債権となり、そのツケは税金で賄われる。

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