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調理しない人が増えている

総務省の家計調査で、2人以上の世帯では、キャベツや白菜などの「生鮮野菜」を2012年に買った量は1990年を16.7%下回った。「生鮮魚介」も34.4%減、塩ザケなどの「塩干魚介」も38.3%落ち込んだ。一方で調理食品は、2012年の購入額は1990年に比べ31.2%伸びた。なかでもサラダと冷凍食品はそれぞれ約2倍となった。

 

高カロリー低栄養素の食事で、糖尿病の医療費は2011年度に1990年度の約2倍となり、全体の医療費の伸び(1.5倍)を上回った。メタボ健診を所管している厚労省の2012年の調査によれば、日本の男性のうち29.1%、女性の19.4%が「肥満」に分類された。特に4049歳の働き盛りの男性は9.1ポイントも上がり、36.6%が太りすぎと判定された。

 

病気になっても医師が何とかしてくれるという安易な考え、薬さえ飲んでいれば大丈夫という幻想は危険。予防するためには、低カロリー高栄養素の食事を心がける必要があり、そのためには、生鮮食品を購入して、自分で調理して食べる習慣を身につける必要がある。外食やお惣菜に頼る食生活は健康を害しやすい。

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