ラジコンはラジオコントロール、つまり無線操縦できる機種のこと。ドローンはGPSなどを利用して自動飛行する無人航空機の総称で、もちろん、無線操縦で飛行させることもできます。ドローンは、あらかじめアプリを使って飛行ルートを決めておくと、自動飛行でそのルートを飛行してくれますがラジコンではできません。

 

現在では、地上の無線操縦器からドローンに指示を飛ばすことはできますが、ドローンから地上の無線操縦器に情報を送ることはできません。飛行映像などリアルタイムで地上に送れないのですが、ドローンにSIMを搭載できるように法律を改正する予定です。そうなると、双方向で情報のやり取りができるようになります。

 

ドローンからの映像がリアルタイムで送られてくるので、災害などにはとても役に立ちます。また、立体測量や橋梁などの構造物の検査、農薬散布や不審人物の早期発見などにも役立ちます。もちろん、物流にも期待されており、田舎の山間部や離島などに医薬品を運ぶなどから実用化されていくと思われます。

 

現在は、目視できる範囲内でドローンは利用されており、操縦者から半径３０ｍの範囲内での操作がほとんどだそうです。総重量200ｇ未満のドローンは無人航空機の飛行ルールの対象とはなりませんが、小型無人機飛行禁止法の対象となるため、国が定める重要施設周辺を無許可で飛行することができません。

 

ネット通販が飛躍的に伸びて、トラック輸送に限界が見えてきています。ドローンは、荷物を個別に運ぶのにとても便利ですから法律が改正されて、地方から物流に使われていくと思います。また、将来的には無人のドローンタクシーなども利用されるようになると言われています。