ネットでお買い物するので、リアル店舗が売れない
今、ショッピングモールに入っているテナントがドンドン抜けている。飲食店や洋品店など、100円ショップ以外は、売れなくてリアル店舗を閉めている状態。物が売れないと嘆いている店主は多い。これまで人気だったチェーン店や大型店は飲食でも洋品店でも人気がなくなっている。
しかし、ネットではお買い物をしている人が多くいて、彼らはファッション雑誌に載っている今の旬が欲しいわけでなく、かなり古着でも充分着こなしている。僕自身、去年のものでも数十年昔のものでも安く買って着こなしを楽しんでいる。何しろ、新品の数分の一の値段で購入できるのが魅力。
チェーン店や大型の飲食店は、安いが食材にこだわりがなく健康に不安を抱えている中高年の人には不向き。若い方は、個人経営の小さなお店が好きで、彼らがまだ生まれていない昭和レトロなカフェレストランに行って食事をしている。
これまで人気だったお店の売り上げが縮小して、個人経営のカフェやレストラン、ネットでこだわりのある商品を提供しているオリジナル商品を販売しているかセンスのある古着を販売しているお店が伸びている。選択肢が広がった分だけ、新品は売れなくなっている。