若い頃、ニューヨークに行ってレストランでメニューを渡され、すべてどんな料理が出てくるのかさっぱりわからなかった。とりあえず、安いものを注文すると前菜ばかり出てきてしまったと思ったことがある。食べ方さえわからないこともある。洋食にはなじみがないので読むことができてもわからない。

 

フランスやイタリアに行ってもメニューは読めてもどんな料理なのかがわからない。そこで、お店の方に自分の空腹度とお店のお勧めを伺うようにしている。お店の方は丁寧に教えてくださるし、調理方法も僕の好みに合わせてくださる。知ったかぶりはやめて、恥を忍んで聞くことが大切だと悟った。

 

パソコンやスマートフォンでも同じことで、初めて購入される方はどの機種が良いのやらさっぱりわからない。パソコンにはマックパソコンとウインドウズパソコンの二つの流れがあり、スマートフォンにはアンドロイドフォンとアイフォンという二つの流れがあることすらわからない。

 

格安パソコンには、オフィスが入っていなかったり性能が劣っていたりするし、格安スマートフォンも性能が劣っていたり限定されていたりする。何かしらの訳があっての格安なのだが、それすらわからなくて損をすることがよくある。結局、格安商品は使い慣れた方の限定モデルだとわかるころにはかなり損をしている。

 

一眼レフの高性能デジタルカメラを趣味にしている方は、高性能なパソコンでなければ編集ができないし、戸外でネットや電話をたくさん使う方は格安スマートフォンの購入はお止めになった方がいいだろう。販売店は修理をしても操作方法をお教えすることはできない。わかるとできるパソコン教室では、こうした相談にも対応して生徒様に喜んでいただいている。