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不動産投資は地獄を見るかもしれない

 

かぼちゃの馬車という不動産投資では、1億円程度の物件を2億円ほどの高値でサラリーマンに販売します。それを一括借り上げして毎月一定の利益が出ると勧誘してスルガ銀行に融資を担当させ、利益を享受する施工会社などが一括借り上げする会社や銀行に利益の一部を支払う仕組みでした。

 

つまり、投資話を持ち掛ける会社、施工業者、スルガ銀行が結託して一般サラリーマンに巨額ローンを組み入れて地獄に突き落とすビジネスモデルでした。サブリース契約は変更や履行されないと破綻します。スルガ銀行では、融資担当者がローン申し込み者の貯金残高を不正改ざんまでしていました。

 

1億円の物件を2億円で個人投資家に販売すれば、1億円がサブリースの会社に入ります。この資金で最初の契約年数を家賃補助の資金に割り当てます。契約更新となれば大幅な家賃減額や不当に高額な改装や補修費などで施工業者からバックマージンを徴収します。銀行は、利息やローン手数料、バックマージンで稼ぐことができます。

 

個人投資家を食い物にするビジネスモデルで、投資直後から数年間は儲かるので投資してよかったと思わせます。それで、修繕、補修、保守点検などの費用を高額にしていることに気が付きません。契約更新時期が来ると家賃の大幅減額に驚き損失が出ることに恐怖を感じます。

 

しっかり儲けることができるビジネスモデルなら企業は自分で投資をします。それをしないで個人投資家に売りつけるのは儲からないか多額の損を出すリスクがあるからです。僕は半世紀以上も社長業をしているので、土地投資をしてバブル崩壊で倒産していった社長を幾人か知っていますが悲惨でした。

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