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お客様のつもりだったのに無視された家具屋が赤字?

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10年ほど昔、妻に誘われて有名な家具屋に夫婦で行ったことがある。大阪にある大きな家具店は入店すると、しばらく待ってくださいと言われて待っていたが、いくら待っても中に入れないので店員に聞くと店内に入れないと言われた。ヨレヨレのTシャツと短パンにボロボロのビーチサンダル、髪はボサボサなので、これは買う気がないと思われたのだと諦めた。

 

こうしたお高い家具店は、僕のような貧乏人は入れないようにしているのだと思ったが、半時間以上も待たされてからダメだと言われるのは気分の良いものではなかった。それ以後、家具の購入は北海道や大阪など手作り家具のクラフトマンに直接頼むようになった。彼らの制作する家具は使い込んでいくほど味のある家具になる作り方で、とても気に入っている。

 

あれから10年、あの高級家具店が赤字で内紛だとニュースで知った。父と娘の二人による経営権の争いになっていた。販売方法が争点だとニュースで知ったが、セレブが好む高級家具は、僕のような貧乏人が入れないほどお高く留まっても良いだろうと思う。実際、高級品を置いている百貨店の売り場でも僕は無視されることが多い。赤字の原因は、販売方法ではなく商品そのものに魅力がないということだと思う。

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