車中泊が増えている
僕は半世紀も昔から、スキー場での車中泊、サーフィンするためにビーチでの車中泊など頻繁に行ってきた。最近は、宿泊料金の高騰で車中泊が多くなっている。ゴールデンウイークは平日の2倍近い料金を請求されることもあり、宿泊客の混雑でサービスは低下してしまう。
車中泊の基本は、フルフラットシートの車を選ぶことで、そうでなければ快適に睡眠することはできない。荷物はできるかぎり少なくして、深夜から早朝にかけて冷えるので夏でも毛布を用意する。また、簡易コンロを用意すれば早朝に温かいみそ汁などいただくことができる。
トイレがあるビーチや道の駅、サービスエリアなどはお勧めだが、静かに寝たいので車で混雑していれば別の場所に移動した方が良い。キャンプセットなど用意している人もいるが、車中が荷物だらけになるので避けた方が良い。歯磨きや洗顔などはトイレの洗面所で行う。
自動販売機の飲料水は高いので、事前に安売りスーパーなどで購入し用意しておく。クーラーボックスは20L程度で冷蔵庫の氷をラップに入れておくと、溶けても飲料水として利用できる。車のエンジンは基本、切っておくが寒暖で眠れないときは車中が快適になるまで数十分エンジンをかける。
ゴミは持ち帰りが基本で、ゴミ袋は数枚用意しておく。着替えは、2泊3日以上なら2枚程度用意する。外湯の温泉などを利用して身体は清潔にする。温泉では下着もいっしょに洗って、車中泊しているとき、車の外に干しておく。胃薬や包帯など靴づれやケガの対策もしておく。
キャンピングカーに憧れる人もいるが、普段使いには燃費も悪くお勧めできない。僕は半世紀近くワンボックスばかり乗り継いでいるが、車中泊にはこれが最適。ただし、高級車のワンボックスはシートがフルフラットにならないものもあるので注意が必要。改造せずにそのまま使うこと。