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空を飛びたい

 

600㎞以上の移動では車や電車より航空機の方が有利だと言われている。また、海外に行くには航空機に頼らざるを得ない。空を飛んでいる鳥は現在の科学力では真似のできない高度な技術を駆使している。

 

主翼はどんな強風にも耐えられるようにしなるようになっているし、大きく広げることで滑空が可能だし、狭めることで高速飛行も可能。尾翼も同じように可変域が大きく、体重移動で好きな方向に飛行することもできる。

 

飛び立つとき、着陸するときは羽ばたくことで上昇するので航空機のように滑走する必要がない。羽ばたく主翼やしなる主翼を持っている航空機は技術的に不可能で、これからの課題。二本の足で枝にとまる飛行術はどんなに優れたパイロットでも真似ができない。

 

昆虫は片側2枚羽を八の字に羽ばたくことでホバリングが可能だし、小さく格納できる羽で重い胴体を難なく飛行できている。鳥とはまったく違った飛行術で鳥にはできない芸当をやってのける。

 

それに比べると、人類が開発した航空機は不格好で非効率、まだまだ改良の余地がある。鳥や昆虫を見ていると、自然の素晴らしさに驚嘆する。台風のときでもうまく飛行している鳥などを見ると、その翼の完成度の高さに驚くばかり。

 

鳥は限界まで空洞を持つ骨格と強靭で柔軟な筋肉でしなる羽を羽ばたかせて飛んでいる。鉄やカーボンには真似ができない工作技術。これからの技術は筋肉のようにしなる素材と軽い鋼材の組み合わせで羽ばたく羽をもつ航空機の開発になっていくだろう。

 

 

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