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儲かるなら自分でやっている

投資セミナーでは、私のようにやれば儲かるなどと高級ブランドのスーツやドレスを着た男女が話している。セミナー講師は投資商品を売る販売員で、受講者は投資商品を購入する買い手なので、売り手と買い手の投資セミナーということ。こうしたセミナーの講師は実際には投資していないサクラの方もいる。

 

アパート経営をしませんか?マンション投資をしませんか?磁器ネックレスのレンタルをしませんか?など、いろいろな投資話があるけれども、どの投資話もこちらが買い手で、相手は売り手である。当然、売りたいのでうまい儲け話だという印象を与えて買う気をそそるようにする。

 

まんまと騙されて購入したものの、何の利益も上がらない、あるいは数年後、損をしているなどということになる。何であのとき投資したのだろうと後悔しても始まらない。判断するには、どうして売り手が買い手にならないのかを考えること。売り手が買い手にならないのはそんなに儲からないからに他ならない。

 

投資に関する儲け話は尽きることがないが、本当に投資で儲けた人を僕はほとんど知らない。いっとき儲けてチヤホヤされても、その後破産したりして奈落の底に落ちている。金銭欲は尽きることがないし、少し儲けてしまうと尾ひれをつけて自慢し、次々投資して破産するまでやり切ってしまう。

 

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