僕の個人資産の３分の一は株や証券などの投資で運用しているが、僕自身は銘柄を決めたことがなく、まったく金融機関の方が薦めてくださるままに運用している。十年ほどやってみたがトータルすると損失の方が多くあり、結論から言えば銀行の定期にしておく方がよかった。

 

日本一の証券会社だから少しは儲けることができるかなと思ったが、手数料を支払うだけで損失だけが膨らむ結果となってしまった。仕事をしている僕は、投資銘柄を選別している暇がないので、そろそろ投資はやめて銀行の預金に変えようと思っている。

 

「金融機関に勧められたから」「多くの人が買っているから」と投資をされている方は多くいると思うが、それで儲けた方はラッキーな方で、株や債券やFXで運用されている方の多くは損失の方が多いのではなかろうか？儲けている人はごくわずかで、いっとき儲けた方でもその後は沈んでいるのではなかろうか？

 

貯蓄から投資へ！というスローガンはよく聞くし、10年定期貯金しても利息収入はほとんどなく振込手数料ほどにしかなりませんから、インフレの時代は投資しなければ保有資産の目減りをなくすことができません。こうしたお話を銀行や証券会社の方が話されて納得される方も多いです。

 

でも、本当に投資をすれば誰もが、資産の目減りを失くすことができるのか？疑わしいのが本音です。いっときの投資で儲ければ、もっと儲かるのではないかと更に投資しようとしますし、損失が出れば、更に投資をして損失を取り返そうと思うものです。金融会社の手数料収入が増えるだけのような気がします。

 

不動産投資でも同じように不動産販売会社などが儲かるだけで、購入した人のほとんどが儲かっていないのでは？と思うことが多いです。美味しい儲け話には乗らないことですし、真面目にコツコツ働いて普通貯金や定期預金で持っている方が資産の管理としては、もっとも有効な手段だなというのが10年間お任せした僕の結論です。