年末になると、バーゲンセールが目につくようになる。「背広を一着買えば、もう一着は半額！」「２個まとめて買えば半額！」「５万円相当の商品が入った福袋が１万円ポッキリ」など、あの手、この手でセールに目が向き、気が付けば要らないものまでたくさん買ってしまう。バーゲンセールには浪費を誘う魔力が潜んでいる。

 

堅実な生活をしていたが、バーゲンセールになると我慢していた気分が吹き飛ぶ。それは価格が安くなるので、得した気分になるから。しかし、不必要なモノまで購入すれば、結局、それは無駄使いとなってしまう。要らないものまで買い込んで、値札が付いたまま、２～３回使っただけということもある。

 

僕は欲しい洋服に関しては、とてもこだわった洋服が好きだが、めったなことでは定価では買わない。目星を付けてバーゲンセールまで買わないでジッと待っている。流行に左右されない服を選び、数年は着られる洋服しか買わない。セールになるとまとめて買うようにしている。

 

モノを買うときは、こだわりを持つことで、安いから買うのではなく、いつもは定価で買っているモノがたまたまバーゲンだったから買う程度にする。気に入らないものは妥協しない。少々高くても気に入っていれば何度も利用するので、１回当たりの単価は安くなる。そう考えれば、高いものでも思いきって購入することに抵抗感はない。

 

食材は産直モノや地元のモノにこだわり、高額な食材でも買って自分で調理することを厭わない。その方が、高級レストランで食事をするより安くつく。食事は栄養のあるモノを食べるようにして健康管理に気を使えば、サプリメントや病気治療のための医療代が浮く。食費はケチってはいけない。