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自分はまだ誰かの役に立てているか

 

老いて仕事を辞め、これといてすることなく日々を過ごすようになると、最初は楽しく旅行に出かけたり、ゴルフに行ったりしているが、そのうちそれも飽きてくる。遊ぶというのは自分のストレス解消など自分のためにしている行為。それだけだと徐々に疲れてくる。

 

家でジッとしていれば、妻からどこか出かけたらと言ってくれるが、行く当てもない。ゴルフ仲間もいなくなり、旅行仲間もいない。妻は友達といっしょにお買い物に行ったり、お喋りをしたりして楽しんでいるが、その輪の中に自分は入っていけない。

 

そんなときは、無理して町内会やボランティアの会に参加しなくてもよい。自分を確かめるために、これまでの人生をパソコンに向かって書き記してみればよい。それは、自分の半世紀だが、子供達や孫たちへの置き土産にもなる。そこに写真も入れてあげればわかりやすい。

 

幼い頃、どんなことを創造していたのか?親との関係は?街の様子は?友達と何をして遊んでいたのか?すべてのことは今の世代には興味のあること。少年期はどんな大人になりたいと思ったのか?青春期はどんな恋をしたのか?そして失恋をどう乗り越えたのか?

 

社会人となり、どんな会社に就職し、どんな仕事をして、どれほどの給与を貰い、どんなことを考えたのか?同僚は?上司は?社長は?どんな人物だったのか?仕事の苦労は?移動はなかったのか?仕事帰りに寄った飲食店は、どんな料理やお酒だったのか?

 

そして結婚する人との出会いは?どこで、どんな場所で、どうして恋するようになったのか?どうして結婚しようと思ったのか?結婚式はどこで、どんな人が出席し、どんな形式で費用は幾らで、現在の価値にすれば幾らぐらいなのか?書いてみよう。

 

そうだ、誰かの役に立っている人生は家族がいる限り、いつまでも続いていることがわかってくる。あなたの稼ぎで生活してきた家族は今でもあなたに感謝していることがわかってくる。生きているだけで家族の役に立っていることに気づくだろう。

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