人を動かすには楽しいと思わせること
犬をしつけるとき、叱りながら教えると感情的で敵意をむき出しにして反抗する。褒めて、ご褒美にお菓子などを少し与えると、しつけたいことをよく守るようになる。人間も動物なのでこの傾向は当てはまる。
ところが、人は言葉や文章で伝達する手段を持ち合わせているので、ついつい感情的になり相手を褒めることなく指示するようになる。そうすると、犬と同じように敵意をむき出しにしたり無反応なったりする。
褒めて、感謝し、優しく接することこそ、人を動かす基本なのに、感情的に指摘し、指示ばかりで褒めることもせず、叱ることで動かそうとする。暴力に訴えてでも暴言に訴えてでも人を動かそうとするのは間違っている。
親子関係、夫婦関係、友達付き合い、上司と部下の付き合い…人と人が付き合うにはお互いに褒めることを基本としていなければならない。そうしていれば、自然と感謝も生まれ、笑顔にもなり、積極的に動いてくれるようになる。


