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山登りはどうして楽しいのか

 

山登りは、最初の歩き出しから急坂になれば途中で何度も休憩しなければならず、どこが楽しいのか?どうして登っているのか?何でこんなこと計画したのか?と自虐的になる。息が切れて、足もふらつき、山頂まではまだまだの道のりに嫌気がさしてくる。

 

それでもあきらめずに登るのは、山頂からの景色が素晴らしいのと登り切った達成感があるからだろう。嗚呼、やっと自分は山頂にたどり着けたのだ。我慢してきた自分を褒めてやりたい。まるでこれまでの人生を振り返るかのような気分になる。

 

さて、下山しはじめると、今度はいくつもの分岐に戸惑う。これだと思った道が間違っていれば分岐点まで戻らなければならない。そうしなければ遭難してしまう。しかし、下山途中で引き返すのは登りになるので躊躇することが多い。

 

それで分岐点まで戻るが、登りよりも下りの方が膝の負担が重く足元がふらつく。やっとの思いで下山しても、翌日は筋肉痛で足腰がギクシャクしている。それでも、次はどの山に登ろうか、今度は梅干し入りのおにぎりを用意していこうなどと思っている。

 

 

 

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