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優しさを失くしたらすべてを失う

子育てをしていれば、聞き分けのない状態を何度も経験し、最初はなだめていても我慢の限界になり、怒鳴ったり腕を無理やり引っ張ったり、子供は泣きだしてしまうが、こちらはお構いなしにやるべきことを押し付けてしまう。

これが何度も重なれば、子供は親に従順になるが、小学高学年から反抗期になり、親への態度が一変する。今度は、怒鳴っても動じないで部屋に閉じこもったり、壁に穴をあけたり、親に暴力をふるうようになる。

でも、これって子供が幼い頃に親がやっていたこと。同じことをやり返されて途方に暮れてしまう。どこで子育てを間違ったのだろうと思い落ち込んでしまう。大切なことは、子供はすべて初体験なので失敗をさせること。

転んだら、よく頑張ったねと励まし、おねだりしたら、ありったけ叶えてあげる。ダダをこねたら我慢よく寄り添ってあげ、怒り出したらしっかり抱きしめてなだめてあげる。おとなは子供に感情的に接しないこと。

これって犬を飼いならすことと同じ要領。犬のしつけは褒めてあげることに尽きる。ここでウンチをすれば褒めてもらえる。ここでジッとしていればエサが貰え、褒めてもらえる。褒めながら犬はご主人さまになつくようになる。

言葉で話せない犬が人になつくようになるには、その人が優しくて、いつも褒めてくれて、自分を叱らずエサを与えて頭をなでてくれること。その優しさが犬の警戒心を失くし、従順になり、慕うようになる。人も同じことだと僕は思う。

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