山頂にたてば風当たりも強くなる
僕は還暦を過ぎた頃から山登りが好きになり、72歳の今でも近隣の山に登っている。ふもとでは好天で風もなく穏やか。山頂に至るまでの道のりは急坂なことが多いが、それでも休みながら登っている。山の景色を楽しみながら休憩するのも大好き。山頂にたどり着くと、そこは360度パノラマの世界で、見渡す景色に感激する。
しかし、これは好天のときの話で、山頂では天気が崩れやすく、急に雨やあられが降ってくることも、強風にビックリすることもよくある。南斜面から登り始めて山頂に着けば、北風をまともに受けて寒さに震えることもある。北側の斜面は雪に覆われ、アイスバーンになっているところもあり、アイゼンがなければ歩けない。
頑張って仕事をしていれば、同じように非難の矢面に立たされビックリすることもある。特に、初めてのことに挑戦すればするほど他人からの風当たりは強くなる。非難中傷は名誉なことで、他人から嫌みを言いたいほど目立っているということでもある。リュックからアイゼンと防寒着を引っ張り出すように、あらかじめ覚悟していればなんてことはない。
頑張っているのに他人からとやかく言われるのであれば、それだけ目立っているということ。ならば、もっと目立っても良いと思って、益々元気に頑張ってみることだ。とやかく言われてすっこんでいれば、いつまで経ってもとやかく言われることから抜け出すことはできない。山頂を目指すのであれば覚悟して前に歩き出すことだ。