古希（70歳）になっても、少年の頃の好奇心ややってみたいという気持ちがある。バカなことをやってみたい気持ちもある。友達を連れて畑の藁を集めて僕たちの基地を作りたいという思いもある。素敵な女性を見れば鼓動が早くなることもある。

 

台風の大波を見て近くに行って遊びたい、田んぼのあぜ道を走り抜けたい、友といっしょに川で石投げをしてみたい、チャンバラごっこをしてみたい、塩にぎりを持って遠足してみたい、夕日に向かっておしっこを飛ばしてみたい…。

 

おじいちゃんだから、家でジッとしていてくださいねなんて嫌なこった。幾つになっても心は少年のまま。そして、街に出て遊びまわり、すっかり疲れて家路につき、ごはんを腹いっぱい食べて、明日も楽しい日々が続くと思っていたいんだ。