子供の頃、20歳を過ぎた人は大人に見えたし、30歳を過ぎた人を見ればおじさん、おばさんに見えた。40歳を過ぎた人を見れば中年で、50歳を過ぎた人を見ればかなり老けて見えた。60歳を過ぎた人はヨボヨボのご老人に見えた。

 

自分が70歳になると、少しは分別があり引退してのんびり暮らしているのかと思いきや、仕事も遊びもしっかりこなしている。子供の頃の好奇心もあり、食欲も旺盛で元気に過ごし、若い人に交じってサーフィンまでやっている。

 

体力の衰えと共に外出がおっくうになり家でジッとしていることが多くなるのだろうが、まだまだ山歩きすらできてしまう。ただ、昔のサーフィン仲間はみんなビーチに来なくなり寂しい思いもする。

 

いっしょに遊び学んだ学友が少しずつ死んだという知らせを受けるたびに、今度は自分の番なのかもしれないと思うようになる。幾つになっても死ぬのは怖く、元気に長生きできるように食事や運動、心の持ち方や規則正しい生活を心がけるようにしている。