他人のあら捜しをする人
人は誰でも完ぺきではないので、どこかしら欠点や弱点がある。また、長所や短所と言っても、他人の評価は分かれるところ。ある人には短所と思えても、別の人には長所と映るかもしれない。人の評価はそれぞれ違っている。
自分が正しいと思い込んでいる人は、他人が自分の期待通りにならないとき、過剰に反応して拒絶したり反抗したりしがち。でも、他人が自分の期待通りに動くなんてありえない。どこかしら違った動きをするから十人十色で、それが自然というもの。
他人のあら捜しをしている人は、どこまでも攻撃相手を非難中傷して、どこまでも追い詰める。追い詰めている自分には正当性があり、やって当然だと思い込んでいる。攻撃性の強い感情的な行動をとりがちで、自分の感情をコントロールできない。
同じタイプの人であれば、そうした行動を理解して味方になってくれるが、そうでない人は、その人を避けるようになる。ちょうど、政治の世界で野党が与党を執拗に責めているのをみてカッコ悪いと感じるようなもの。
自分が正しいと思い込んでいる人は、他人から指摘されると怒りがこみ上げる。悲しいかなこうした性格の人は反省することがない。怒りや悲しみの感情に振り回され、周囲を不快にさせ、自分も不快になって朽ちていく。
生命は不思議で、憎しみや怒りなどマイナスの感情が多いと死を早めているし、喜びや感謝などプラスの感情が多いと健康で長生きする。細胞は、その人の感情によって活動を左右される。健康でいるには、マイナスの感情に支配されないようにするべき。