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失敗してもやり続ける面白さ

 

お料理は、レシピ通りに調理してもうまくいかないことが多いです。何しろ、レシピに書かれているような食材を集めて、同じ分量にすることが難しい。そこで、中途半端な分量で調理を始め、調味料の配合はレシピ通りにします。その結果、食材が多すぎると薄味になり、少なすぎると濃い味になってしまいます。

 

また、自分の好みの味もレシピと違っていることが多くあり、レシピ通りに調理しても美味しいと感じないこともあります。若い人は濃い味付けが好きですし、ご高齢の方は薄味を好みます。また、食材の新鮮さや季節によっても食材の味が変わってきます。そうしたことは経験が積み重なってわかることです。

 

最初は、失敗の連続で、これならできあいのお惣菜を買ったり加工食品を買ったりする方が美味しくいただけると思うのです。でも、健康面で考えると、自分で調理する方が安心です。何度も失敗しながら経験を積んで、やっと自分の舌が美味しく調理できるようになっていきます。

 

仕事でも遊びでも、こうした手順があることを理解して、相手の失敗を責めるのではなく、経験を積んでいる途中なのだと理解してあげることが大切です。失敗の経験則から人は成長するので、教える側は、失敗を笑顔で許せる人になることです。失敗のない人などいないのですから。

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