人間は考える葦である
「人間は考える葦である」とは、17世紀フランスの哲学者ブレーズ・パスカルの言葉。弱い存在である人は考えるがゆえに強くなれると考えた。しかし、人は考えるがゆえに思わぬ行動に出ることさえある。
思想、考え方、宗教など、人はある考えに頼り、それが人生の指標のようになると自爆テロも正当化される。革命のためには手段を選ばない行動は、革命後のライバルを駆逐するためにも使われる。
人が人の役に立つと考えたことには、包丁のような二面性があり、良いことにも悪いことにも使える。ひとつの考えに支配され、他の考えを受け入れないようになることはとても危険なことだと思う。
ときには、自分の考えが凝り固まって相手を受け入れないようになっていないか?チェックすることも大切。そんなときは、相手の言葉に耳を貸さず、自分の考えを押し付けている。相手をバカにする行為は自分がバカになっているということだろう。