自慢するほど嫌われる
レストランで食事をしているととなりの裕福そうな女性二人が大きな声で話始めた。自分たちはお金持ちで、ホテルに宿泊するなら~が日本では最高クラスで、そこにしか泊まらない。レストランは、~のホテルの~が最高で1泊18万円、いつもそこで食事もしている。
ウエイトレスもそれに合わせるかのように、このお茶のボトルは30万円、これは60万円ですと応酬している。僕は数千円のディナーを注文しているので、自分としては最高クラスで美味しいはずなのだが、ちっとも美味しくいただけない。せっかくの外食が台無しで、嫌な気分でレストランを後にした。
めったに外食しないが、高級レストランや会員制リゾートなどでは、よく出会う人たち。自分たちはお金持ちでそのことをアピールし、だからあなたたちは私を敬いなさいと言わんばかり。こんな人間になってはいけないとつくづく思う出来事だった。謙虚さをなくした人は嫌われる。
自慢話ほどやればやるほど嫌われるものはない。自慢話は自分を認めてもらいたいという認証願望。自分が決めた目標に向かって頑張っているときは、他人は認めてくれるどころか否定されることの方が多い。周囲の反対を押し切ってもやれるほど、熱中していたいものだ。