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嫌われる勇気

有名な心理学者アルフレッド・アドラー「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、去年から大人気。

自分がやりたいことを他人に相談すれば、相手は自分の立場ならこうするだろうという考えを述べる。その考えに従って後悔することもあれば感謝することもある。相手の考えは、その方のこれまでの経験や価値観で話をする。

自分が進もうとしている生き方が、忠告してくれた相手の方と違っているとき、どうしても自分の進む道を選択したければ、相手から嫌われることもある。それを避けて相手の忠告に従って自分がやりたいことを諦めるなら、それもまた自分の選択だと思うこと。

周りの人のアドバイスをするりと受け流して自分のやりたいことを真っすぐにやっていく勇気があれば、それは他人の助けが得られない生き方にもなり、他人への甘えを排除しているので、多くの挫折と苦悩を選ぶ生き方でもある。

嫌われる勇気とは、そうした覚悟をもって生きる生き方もあると教えてくれているように思う。愚痴や不満ばかりの生き方は自分自身を腐らせていくばかりで、幸せな生き方とは程遠い。愚痴や不満ばかり言うのはもうやめよう。

他人の評価をいちいち気にしているのも自分なら気にしないのも自分自身でしかない。自分を評価している他人は、自分のことを本気で幸せにしたいと思っているのではなく、その方の思い通りにしたいだけなのかもしれない。

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