始末に負えない酔っ払い
お酒の好きな人は、飲み始めて2時間以上経たないと飲んだ気がしないそうだ。最初は、まともな話をしているが、酔ってくると説教し始める人や泣き出す人、嘆く人や大声を出す人、いきなり訳もなく怒り出す人、口説きだす人や仕事の話をしだす人など様々だが、自分の話ばかりで他人の話は聞いていない。
酔っているので同じ話を何度もしているし、相づちを忘れると怒り出すか機嫌を損ねている。お酒臭い匂いをプンプンさせて顔を合わせるようにして話をするので、こちらは顔をそむけたくなる。説教癖のある酔っ払いは、話の腰を折られるのが嫌いなので適当にうなずいていると怒り出す。
お互いにお酒を飲んでいれば、この時間が至福の時なのだろうが、僕はお酒を飲まないので最悪な時間となる。酔いに任せて「あんたはとっても良い人だ!」などと言ってくださるが、自分が情けなくなるしさっさと帰りたいのが本音。昔は、これも仕事の内だと諦めて深夜・早朝までお付き合いしていたが、それでよかったという思いはない。
しっかり儲けている経営者は、深酒をしないし、深夜まで飲食しない。会議でもお話しでもお酒の席でも切り上げるのが実にスマート。ダラダラ会議をしている会社は、経営者が酒好きなことが多い。夜の繁華街をダラダラと社員を連れ歩き、終電まで飲んでいる経営者は従業員から尊敬されることはない。