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食べることは生きること №11 自律神経失調症やうつ病

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ヤル気がない、気になって仕方がない、いつも不安だ、清潔にしていないと気が済まない、熟睡できない、腹が立っておさまらないなど心の病は、脳の栄養不足だと最新の医療では考えられています。脳は感情をコントロールしていますが、臓器ですから他の内臓と同じように食べているものを栄養として機能しています。ビタミンやミネラルなどが不足すれば、当然機能障害が起こります。

 

偏食しているとカロリーは十分足りていてもビタミンやミネラル不足になりがちです。ストレスを感じるとそれをリカバリーする回復力があれば睡眠も充分とれますが、回復力がなければいつまでも落ち込んでいたり悩んでいたりしてしまいます。焦れば焦るほど眠れないようになるのですが睡眠薬に頼る治療は長期になると危険です。食事を見直して健康な身体にすることもできます。

 

回復力に効くビタミンやミネラルは、ニンジンやレバーに多く含まれるビタミンA、玄米、麦芽米、納豆、豚肉に多く含まれているビタミンB1、海藻類や大豆に多く含まれるカルシウム、大豆製品やヒジキや昆布に多く含まれるマグネシウム、レバーやほうれん草やヒジキに多く含まれる鉄分、レバーや貝類や豆類に多く含まれる亜鉛などです。

 

ビタミンAは、副腎ホルモンというストレス時に放出されるホルモンの原料となりますし、ビタミンAは、副腎ホルモンというストレス時に放出されるホルモンの原料となります。カルシウムは、マグネシウムと一緒に働き、心臓のリズムを整える役割があります。マグネシウムは、神経の高ぶりなどを抑える働きがあるため、不足するとイライラや精神が不安定になります。

 

鉄が不足すると、疲労や息切れを起こしたりしますし、亜鉛は、脳の神経伝達物質を作る成分です。そのため、足りなくなると精神的な不安定が出てしまいます。自律神経失調症やうつ病の方には多めに必要とする栄養です。すぐにキレる暴力的な方は、そうでない方に比べ亜鉛濃度が低く、亜鉛をたくさん摂取すると穏やかになるという報告があります。

 

一例ですが、納豆やお豆腐、豚肉のしょうが焼き、ほうれん草のおひたし、自分で昆布と鰹節から出汁を取って調理し、ひじきやホタテのバター焼きに玄米や古代米のご飯を頂けば、美味しく健康的な食事ができます。納豆も長期間保存できる酸化防止剤が入っているものではなく3日ほどしか賞味期間がないものにします。出汁の素ではなく、キチンと自分で出汁は取ってください。

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