昔は、肉体労働者の方が年収は良かった
2020年から2025年までの5年間で、ガスなどのメーター点検者の年収は64%アップ、タクシー運転手の年収は50.3%アップ、自動車組み立てなどの工場労働者は25%アップしている。一方、事務職の年収は8.5%しかアップしていない。そのため、年収ベースで事務職より高収入の現場労働者が増えている。
昭和の時代、大工、電気工事士やトラック運転手、土方、とび職、工場作業員などの職人の年収は事務職より良かった。事務職になりたがる人は少なかったが、平成になると大きくて綺麗な本社ビルで働きたいという方が増え、そうした職場で働く人の年収が上がり逆転した。大学生はこぞって事務職志望だった。
令和になり、コロナ禍を経てブルーカラー層の年収が上がり出した。そのため、2026年には年収の逆転現象が起こっている。アメリカでは高額な授業料を払って大学進学するより、専門学校で大工や電気工事士の資格を取って高年収を狙う人も増えている。日本も大学より専門学校で現場仕事の資格を取得しようとする人が増えつつある。
AIはパソコン画面での仕事が得意だが肉体労働はできない。タクシー運転手、トラック運転手、医師、看護婦、大工、現場労働者、工場労働者など。こうした仕事は肉体労働なので人が集まらなかったが、リストラされやすい事務職より給与もよくなり、ブルーカラー層への転職が増えている。当分、AIに仕事を奪われる心配がない。
ただ、ブルーカラー層への転職でも今はデータ処理や報告などデジタル化されているので、デジタルツールの操作に慣れておくことが重要になっている。パソコン、スマートフォン、タブレットなどの操作に不慣れな方はこうした分野での就職も厳しくなっていく。今のうちにこうしたデジタルツールのスキルを身につける必要がある。


