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人には悪魔と天使が同居している

 

あんなに親切で優しい人なのに、どうしてあんなに暴力的な言葉をかけてしまったの?とか暴力したのとか?人は時として二面性を持っている。結婚した時はあんなに優しかったのに今では、帰ってくるなり罵詈雑言の嵐でとても耐えられないなど。

 

あるときは優しく親切なのに、別の時は別人のように荒々しく傲慢になる。それはその人の体調や置かれている状況によってコロコロ変わるから。その人自身も自分の変わりようを抑えることができない。感情に支配されてどうしようもない。

 

そんな人の二面性を小説にしたのが「ジキル博士とハイド氏」。一瞬一瞬の周囲の変化によって人は感情を露わにしがち。それを抑制して冷静さを保つのは至難の業。冷静さを保っていれば尊敬されるのに、一瞬の出来事で顔色が変わる。

 

冷静沈着を保つために座禅をしたり、滝に打たれたり、書経をしてみたり、ヨガを試したり、瞑想したりしていろいろなことを試している。同じ人なのに感情をコントロールできない。どんなに素晴らしい人でもこれだけは弱い。

 

僕はカッとなりそうなときは、相手の立場を理解しようとする。相手に非があっても責めるのは簡単だが、それを堪えて静かにその場を去るようにしている。怒りを爆発させても、感情的になれば相手はなだめすかすだけになってしまう。

 

それに顔を赤らめて感情的になっていれば、呼吸も荒くなり息切れしやすくなる。そんな姿を相手に見せるようではだらしないではないかと自分に言い聞かす。万が一、自分に非があってもこうしていれば、笑顔で済ませることができる。

 

天国と地獄、天使と悪魔は、どこかにあるのではなく、自分の感情の中に存在している。つまり、自分自身が天使であり悪魔だと思えばよい。今日の僕は、かなり天使でいられたなと自分を褒めるようにしている。それでも自分の中の悪魔は出番を待っている。

 

 

 

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