愚痴は自分を腐らせる
和歌山県高野山は真言密教の聖地、空海さん(弘法大師)真言宗の開祖でもある空海さんは、愚痴は他人への恨み・妬み・憎しみから生じ、それらの感情は、自分自身の心を傷つけ、成長を妨げる毒のようなものと教えています。
確かに、愚痴っぽい人は他人から嫌われているようですし、愚痴を聞く方は同じ話を何度も繰り返されるのでたまったものではありません。愚痴を言っている人は、自分の感情のはけ口にしていますが、話せばまた感情が高ぶってきます。
贅沢している人を見れば、「あんな奴、いつかは没落する」と言い、お洒落な人を見れば、「あんな格好をして恥ずかしくないのか」と言い、政治家を見れば、「あいつも悪いことをしているに違いない」と言ってしまう。
仕事に打ち込んでもいないのに仕事の不満ばかり言っている。家族に感謝したことがないのに家族への不満ばかり言っている。学校に行けば、無抵抗な先生に当たり散らしてストレスを解消している。
僕たちも頻繁ではないにしろ、たまに愚痴を言ってしまうことがあります。そうしたときは、反省して愚痴を言わないように気を付けるべきですね。


