気が付くと周りは、年下ばかり
久しぶりに大阪の梅田に行って街を散策してみた。お買い物を楽しんでいる人々に交じってブラブラ歩き。商店に入って、新商品を眺めたり試してみたり。ふと気が付くと、出会う人のほとんどが僕より年下。72歳になった僕は、今さらながらビックリ。
店員さんに今の流行はと聞けば、かなり年下の方が答えてくださる。飲食店に入れば、学生らしい人が「いらっしゃいませ!」と言ってくださる。洋品店でも銀行でも会社に行っても、僕より20歳以上年下の方ばかり。70代以上の高齢者はどこに行ったのだろうと思う。
大学生の頃、梅田の街に出ると自分より年上の人ばかりだった。就職した頃も、自分より年上の人に仕事を教えてもらった。あの人たちは今、ここにいない。すっかり僕より年下の人に入れ替わっている。当時の人たちはすでに多くが死んでいるのだろうと思う。
年月が過ぎ去るのは早い。あっという間の半世紀。若い頃は、自分が今、こんな感情を持つなど思いもしなかった。必死になって働いて、お客様の笑顔を見たが、その人たちも今はいない。こうして人々が入れ替わり、時代は変わっていくのだろう。
走馬灯のように過ぎ去る時間。人生は長くて100年。やりたいことがあれば、さっさと挑戦し、失敗しても後悔などしている暇がないのではないかと思う。生きていれば良いことも悪いことも起こって当たり前。それが生きている証だろう。


