一生に一度は贅沢してみたい
宝くじの当選者で贅沢して数年で破産した例、投資話を信じて全財産を失くす例、家族からの要求に応えていけず断ると絶縁される例、友人知人にお金を貸して返してもらえない例などいっときの大金に振り回され、我を忘れて人生を棒に振ることがある。
まとまったお金が入ると、これまで我慢していたブレーキが利かなくなり、贅沢したくなる。贅沢は麻薬のように快楽や快感を与えるので、贅沢し続けるようになる。そのため、資金が底を突くまで贅沢してしまって後悔するのが常だ。
高級車や不動産なども憧れていたはず。購入して贅沢を満喫したい気持ちはわかるが、それならレンタカーにして満足する方がまし。不動産は、半年もすれば嬉しさもなくなる。高級レストランは年に1度で充分。普通預金で良いから使わないこと。
お金は使えばなくなるが、お金を投資して儲けた分だけ使っていればいつまでもお金はなくならない。大切なことは、投資とギャンブルと詐欺の見分けがつかないこと。投資とは無理なリターンを狙わず、少しばかりの配当や利益で我慢できる投資のこと。
ハイリスク・ハイリターンの投資話は慎重に調査して信頼できる人なのか、信頼できる投資先なのか、これまでの実績はどうなのか、詐欺ならどうするかというところまで考えるべきだろう。僕はこうしたハイリスクは選ばない。
お金に働いてもらい、少しばかりの利益を出してもらう。それで我慢していれば、まさかの不況時でも損失は少なく抑えることができる。ハイリターン投資なら全額損をすることも多々あるので要注意だ。個別株などもハイリスク・ハイリターンなので要注意。


