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海を航海することは楽しい冒険

 

人類は約3万年前、太平洋を航海して日本列島への到達している。日本人の起源は大陸から移動してきたのではなく、海を渡ってきているとDNA鑑定で証明された。羅針盤もない時代にどうして外洋を航海できたのだろう。

 

第一に荒波に対抗するには不安定な船では無理で、カヌーの片側や両側にフロートを付けて荒波で安定(アウトリガー構造)させる知恵が必要。次に、長い航海で体力を消耗しないように三角帆を船の前方に取りつける。

 

昼間は太陽の位置で方位を知ることができるし、夜は北極星の位置を見て北を知ることができた。また、季節風を知ることで航海のタイミングも計ることができる。古代の人は僕たちが思う以上に知恵者なのだ。

 

飲料水さえあれば3日は航海できるし、乾燥食品があれば長い航海でも平気。地平線の向こうにある大陸がうっすらとでも見えれば行きたくなるものだ。魚を追って航海していれば新たな陸地を見つけることもあるだろう。

 

縄文人はこうして日本に定着した人々。彼らが朝鮮半島の人々と船を交通の手段として交流していても何ら不思議ではない。稲作をしていないのは、海洋民族なので海産物にチョットした野菜や果物さえあれば暮らしていけたからだ。

 

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