帆掛け船で移動した方が楽だよ
日本の縄文時代は約13000年前から2300年前ごろまで。当時の日本は朝鮮と頻繁に行き来して交流していた。当時の遺跡から人々はカヌーを漕いでいたと考えられている。エジプトの先王朝時代から古王朝時代まで(約6000年前~4500年前)にはすでに帆掛け船を利用している。
僕はウインドサーファーなので、セイルを使えばかなり遠くまで楽に移動できることを知っている。カヌーに乗っていると風でかなり流されることもあるが、漕ぐだけでは流されてしまうこともよくある。しかし、傘を持ってカヌーに乗り、傘を開いて帆のように使えば、楽に航海できる。
縄文時代の人々も僕と同じように、布を広げてカヌーに帆として使えば、航海は格段と早く楽に移動できることをすぐに知るはず。ただ、その証拠がないので丸太のくり抜き船で朝鮮半島と移動して交易したと推測している。布などは遺跡として残らない。エジプトのように陶器などに描かれていない。
大量に物資を船で運ぶなら、パドル(オール)だけだと船を動かすのは重くて大変。風にあおられたり、潮流に流されたりする。帆船ならそうした事態にも対応できる。それぐらいの知恵は活発に交流している縄文人なら気が付く。外洋にでて航海するなら帆船は必要だし、そうでなければ危険。


