晩婚化・生涯未婚率の上昇
50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合(生涯未婚率)は、男性25.7%、女性16.4%(2020年時点)になっている。これからも未婚率は上昇傾向にあり、結婚したくてもできない人が増えている。
今の収入では、家族を養えないと思える人もいれば、結婚自体に魅力を感じない人もいる。また、結婚して家庭と仕事の両立が難しいと考える人もいる。若い人が結婚となると共働きが前提になっている。
妊娠して妻が仕事を辞めると、途端に生活が苦しくなる。子育ての難しさを知っているので妊娠したくない、結婚したくない、子供を持ちたくないと思っている人もいる。親の口出しに閉口して結婚したくないと思っている人もいる。
昔は、結婚すれば家庭に入り、家事に専念してご主人の収入だけで暮らしていけたが、今ではご主人の収入は家賃で使い果たし、妻の収入で食費などを補っている。それなのに、実家の両親は家庭に入ってと話すから疎遠になってしまう。
妻が大学卒業なら、自分の子供にも大学まで進学させたいと思うが、今の収入ではとても学費は払えない。それに、子育てしながら仕事を続ける気力もない。異動になれば引っ越しもある仕事では結婚などとても考えられない。
昭和の価値観が令和の価値観と食い違って晩婚化が進んでいる一因となっている。結婚式にも口出しして、やれ衣装はこれだ、引き出物はこれだ、出席者は誰それにしろ。子供は~人産んで欲しいなど言っていないだろうか?