AIの進化によって検索が変わる
パソコンが世の中に広まりだして40年近い。ウインドウズ95が発売され、インターネット接続で世界中の情報が閲覧できたり、自分の情報をインターネット上に発表したりできる画期的なものだった。
ウインドウズ98になると、インターネット上の情報を検索するようになり、いろいろな情報を、マスコミを通じなくても得ることができるようになった。学会の発表など、手に入りにくい情報も検索して得ることができるようになった。
2023年になると人工知能の開発が進み、AIがいろいろなインターネット上の情報をまとめてくれる機能が付き、チャットGPTが一躍有名になった。どんな情報が欲しいのかを検索するのではなく、こんな情報が欲しいと入力するだけで済むようになった。
2025年になると、これがエージェントAIになり、こんな情報が欲しいと入力する必要もなく、ただ音声で認識して欲しい情報をまとめてくれるようになった。しかも、これまでと違って修正加筆の指示も出さないのにAIがAIを検索して自動で改善するようになった。
これからは、パソコンやスマートフォンに話しかけるだけで、必要な情報を手にすることができるようになり、必要な連絡もやってくれるし、診療でも医師と話しているだけでAIが診断して予測できる症状と治療方法を提案してくれるようになる。
デジタルの進歩は、人々の暮らしをより快適にしてくれる。肉体労働はAIロボットが担い、情報管理はエージェントAIが担当し、人間は、そうした意見を加味して判断するようになる。感情的、直感的、先見性のある判断力を磨く必要がありそうだ。