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若い頃の苦労は買ってでもしろ

僕は幼少期から貧乏暮らしで毎日家事をしていたし、小学4年生からアルバイトしていた。社会人になると借金返済に追われて魚の行商をしていた。20代は、洋服の卸業などして遊ぶことなく過ごして返済で終わった。おかげで借金は完済できた。

70代になった今では、あの頃の苦労が実ったなと思うが、当時は苦労などするものではないと思っていた。貧乏は心もすさんで、他人を苛めてストレスを解消することもある。お金持ちに嫌みを言われて、反論できずに泣いたこともある。

若い頃の苦労は避けられないほど苦しい状態に追い込まれてしまう。そこから抜け出すのに我慢の限界に挑戦し、やれることはすべてやり尽くし、バカにされることに耐え抜き、ただただひたむきに努力し、涙も枯れるまで生きていく。

それが自分を鍛えてハートを強くし、逆境に強い自分を創り出す。どんな苦難も笑顔で対処できるようになるから不思議だ。今が人生のどん底だと思っているなら、それは自分を鍛えるメニューをこなしている最中だと思うことだ。

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