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あきらめ休廃業が過去最多になっている

戦後の日本は起業ブームで、多くの人が起業してお店を始めたり製品を作って売ったりしていた。戦後80年、彼らはとっくの昔に隠居して二代目、三代目の世界に入っている。戦後のビジネスモデルは崩壊しているのだから休廃業が過去最多になってもおかしくない。

戦後のビジネスモデルは仕入れて売るか真似をして製品をつくるかのどちらかだった。パナソニックの創業者、松下幸之助は「真似した」とうわさされるほど。メーカー直の卸問屋→都会の卸問屋→地方の卸問屋→小売店という流通ルートで消費者は定価で購入していた。

定価販売なので、田舎でも都会でも同じ価格。どこに行って買っても同じなら競争は生まれない。父ちゃん、母ちゃんのお店も繁盛し、商店街は賑わっていた。それがダイエーの中内さんが定価販売をやめて安売りをしたのだから人々は殺到する。

今の時代、商品はネットで購入するため、価格の比較を行い最低価格で消費者は手にすることができる。メーカー直販も当たり前になり卸問屋はほとんど廃業に追い込まれた。お店もなくなって商店街はシャッター街と言われるようになった。

個人商店はほとんど壊滅状態。お店を始めても儲からない。しかし、ネットの世界では繁盛店が生まれている。ビジネスモデルがリアルからネットに代わったが、目に見えないので経営者は狼狽する。少しでもデジタル知識を身につけていればそのことを知っただろう。

これから益々デジタルを通じたビジネスモデルが広がっていく。そこにデジタルスキルがない経営者や労働者がいれば悲惨な結果になりかねない。「パソコン教室わかるとできる」で、しっかり勉強してこれからのビジネスを考えるときに来ている。

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